「家計簿アプリって、結局どれを使えばいいの?」――これ、金融機関の窓口でも、家計のご相談でよく聞かれる質問です。窓口では一般論でお答えすることが多いのですが、ここでは家計簿アプリのヘビーユーザーとして、実体験でお話しします。
結論からいうと、わが家では以前はマネーフォワードMEとZaimの両方を試したうえで、今はマネーフォワードMEに一本化しています。両方触ってみると、それぞれ得意なことが違うのですが、わが家の使い方ではMFに絞るのが一番ラクだと分かったんですよね。この記事では、賃貸で3人の子どもを育てるわが家が、この2つを使い比べてMFに落ち着くまでに分かったことを、正直にお伝えします。

- マネーフォワードMEとZaim、それぞれの得意なこと
- わが家が両方使ったうえでMFに一本化した理由(実例)
- どちらが自分に向いているかの判断ポイント
※アプリの料金・機能は変わりやすいため、本記事は2026年7月時点の内容です。最新の仕様・料金は必ず各公式サイトでご確認ください。
そもそも、なぜ家計簿アプリを使うのか
正直に告白すると、私は昔、家計簿を1円単位で手入力しようとして、みごとに挫折しました。レシートを溜め込んで、月末に電卓を叩いて、金額が合わずにイライラして……という典型的な失敗パターンです。続かないのは意志が弱いからではなく、「手入力の負担が大きすぎる」のが原因だったんですよね。
家計簿アプリの一番の価値は、この入力の負担を減らして「支出を見える化」してくれることです。実際、アプリで支出を眺めていて、使っていないサブスク(月額課金サービス)に気づき、解約できたことがあります。金額としては小さくても、こうした「見えていなかったムダ」を炙り出せるのが、アプリの本領なんです。
「見える化」の効果は、節約テクニックそのものより大きいことがあります。窓口での家計相談でも、支出を書き出しただけで「え、こんなに使ってたの?」と気づく方が本当に多かったです。まずは現状を映す鏡を持つ、というのが第一歩です。
マネーフォワードMEを使ってみて:自動連携の強さが別格
マネーフォワードMEの一番の魅力は、なんといっても口座やカードとの自動連携です。銀行口座、クレジットカード、証券口座などを登録しておくと、使った金額が自動で取り込まれて、勝手に分類までしてくれます。手入力がほぼ要らないので、「家計簿を続けられない」タイプの人には、これが効きます。
わが家はクレジットカードをメイン1枚に集約しているのですが、その明細がそのまま家計簿に流れ込んでくるので、キャッシュレス中心の支出はほぼ放っておいても記録されていきます。資産全体(複数口座の残高)をまとめて一覧できるのも、家計の全体像をつかむのに便利なんですよね。
マネーフォワードMEが向いている人
クレカ・電子マネー・口座振替などキャッシュレス中心で、手入力をとにかく減らしたい人。複数の口座・カードを持っていて、資産全体をまとめて把握したい人。
無料プランでは連携できる口座数などに上限があり、それを超える機能は有料プランになります。上限や料金は改定されることがあるので、最新は公式で確認してください。まずは無料で試して、足りなければ有料を検討するので十分です。
Zaimを使ってみて:レシート撮影と手入力のしやすさ
一方のZaimで気に入っていたのは、レシート撮影と手入力のしやすさです。買い物のレシートをカメラで撮ると、日付や金額を読み取ってくれるので、現金払いの記録がラクなんですよね。自動連携が得意なMFに対して、Zaimは「自分の手で入れる支出」を扱うときの操作感が軽い、という印象でした。
わが家は普段キャッシュレス中心ですが、それでも現金しか使えない場面はあります。子ども関連の集金や、現金のみのお店など。そういう「連携に乗ってこない支出」を拾うのに、Zaimのレシート撮影が地味に役立ってくれました。画面もシンプルで、家計簿アプリを初めて触る人でも迷いにくいと感じます。
Zaimが向いている人
現金払いが多い人や、レシートを撮ってサッと記録したい人。まずはシンプルな画面で、家計簿アプリに慣れることから始めたい人。
Zaimも口座・カード連携の機能を持っています。「Zaimは手入力専用、MFは連携専用」という単純な話ではなく、あくまで使い心地の得意分野が違う、という捉え方が実態に近いです。機能の細かい範囲は公式でご確認ください。
自分に合うアプリを選ぶ3つの基準
どのアプリが合うかは、使う人のお金の流れで変わります。迷ったら、次の3つで比べてみてください。
| 基準 | 見るところ |
|---|---|
| ① 自動連携 | 使っている銀行口座・カード・電子マネーとつながるか。キャッシュレスが多い家庭ほど大事 |
| ② 見やすさ | 毎日開いても苦にならない画面か。続くかどうかは、ここで決まりがち |
| ③ 無料プランの範囲 | 連携できる口座の数など、無料のままで足りるか。足りなければ有料プランを検討する |
両方使ったうえで、わが家はMFに一本化した
一時期は2つを併用していた時期もあったのですが、「二度手間だな」と感じる場面が増えてきて、最終的にわが家はマネーフォワードMEに一本化しました。両方をひととおり使ってみて分かった、それぞれの得意分野を整理すると、こんな感じです。
| マネーフォワードME | Zaim | |
|---|---|---|
| 得意なこと | 口座・カードの自動連携 | レシート撮影・手入力のしやすさ |
| 向いている支出 | キャッシュレス中心の支出 | 現金・連携に乗らない支出 |
| わが家の結論 | 今はこちらに一本化 | 試したが今は使っていない |
わが家はキャッシュレス中心なので、自動連携でほぼ放置でも記録が貯まるMFのほうが、生活に合っていました。現金支出はそれほど多くなく、Zaimの出番が徐々に減っていったので、思いきってMF1本に絞った、という流れです。
最初から2つ使う必要はまったくありません。まずは自分のお金の使い方に近いほうを1つ選んで始めるのが正解です。キャッシュレスが多いならMF、現金が多いならZaim。わが家のように、両方試してみて自分に合うほうへ一本化していく、という進め方でも十分です。
アプリで一番効いたのは「不要サブスクの解約」
アプリを使ってよかったことを1つ挙げるなら、私は迷わず「使っていないサブスクに気づいて解約できたこと」を挙げます。支出が自動で分類されて並ぶと、「あれ、これ最近使ってないな」という月額課金が浮かび上がってくるんですよね。頭の中だけで管理していたら、たぶん気づかず払い続けていました。
サブスクは1つひとつは数百円でも、いくつも重なると年間では意外な金額になります。窓口での家計相談でも、固定費、とりわけ「なんとなく続けている月額サービス」を見直すと、節約が長続きする方が多かったです。アプリはこの「固定費の棚卸し」を、勝手にやりやすくしてくれる道具でもあるんです。
「連携って安全なの?」という不安もよく聞きます。主要な家計簿アプリは、銀行と同水準の暗号化などのセキュリティ対策をうたっています。とはいえ扱いは大切な情報なので、パスワードの使い回しを避ける、公共Wi-Fiでの操作に気をつけるなど、基本的な自衛は自分でもしておきたいところです。
また、銀行口座の情報を取り込むサービスには、金融庁の登録制度(電子決済等代行業者)があります。使う前に、アプリの運営会社が金融庁の登録一覧に載っているかを確かめておくと安心です(記事の最後の出典にリンクがあります)。
わが家の続け方:毎日、夫婦で確認
わが家は、家計簿アプリを毎日、夫婦で確認しています。自動連携で記録はほぼ勝手にたまるので、やっているのは「見る」ことだけです。
続けるコツは、完璧に記録しようとしないことです。分類が多少ずれていても気にせず、「今月はどこにお金が出ているか」を見る習慣を先に作るほうが長続きします。夫婦で同じ画面を見ておくと、どちらか一人が家計を抱え込まずにすみます。
まとめ:どちらも良いアプリ。まずは1つ始めてみよう
- マネーフォワードMEは自動連携が強く、キャッシュレス中心の人に向く
- Zaimはレシート撮影・手入力がしやすく、現金が多い人に向く
- わが家はZaimも試したうえで、今はMFに一本化している
- まずは自分のお金の使い方に近いほうを1つ選べばOK
家計簿アプリは、完璧に記録することが目的ではありません。「支出を見える化して、ムダに気づく」ための道具です。わが家がサブスク解約にたどり着けたように、まずは1つインストールして、自分のお金の流れを眺めてみてください。それだけで、家計の景色が少し変わるはずです。



出典(確認日:2026-10-17)
※アプリの料金・機能は変わることがあります。最新の内容は各公式サイトでご確認ください。
※本記事は2026年7月時点の情報をもとにした一般的な情報提供であり、特定のサービスの利用を強制するものではありません。各アプリの料金・機能・連携対象は変更される場合があります。最新の内容は必ず各公式サイトでご確認ください。


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