お金まるごと見直し1週間|Day1(現状把握)
金利も物価も上がる2026年。30代共働き夫婦が、わが家のお金を「守り」から「攻め」まで整える1週間チャレンジ。初日は現状把握からスタートです。

とくさん
物価が上がって「使う額は増えるのに、なぜか貯まらない」。そんな今だからこそ、まずはわが家の支出を点検することから始めましょう。
我が家の毎月の家計内訳(実額・3人の子育て世帯)
一般的な「黄金比率」だけでは実感がわきにくいので、我が家(3人の子どもがいる世帯)の毎月の実額の内訳を公開します。下の表は、教育費にやや厚く配分している我が家流の一例です。
ちなみに食費6万円は、細かく費目分けはせず「週1.5万円でやりくりし、余ったら翌週に繰り越す」というシンプルなルールで管理しています。1か月を4週で回すと約6万円。週単位で区切るとペースが見えやすく、使いすぎた週があっても翌週で調整できるので、3人の子がいるわが家でも続けやすい方法です。家計簿を細かくつけるのが苦手な人にもおすすめの管理法です。
| 項目 | 毎月の金額(我が家) | ひとこと |
|---|---|---|
| 住居費(家賃) | 75,000円 | 手取りの2〜3割が目安 |
| 食費 | 60,000円 | 子ども3人で増えやすい |
| 水道・光熱費 | 30,000円 | 季節で変動 |
| 通信費(スマホ) | 6,000円〜 | 格安SIMで圧縮済み |
| 車の維持費(月換算) | 約22,750円 | 税・保険・車検も込み |
| 子ども費(習い事等) | 50,000円 | 我が家の最優先枠 |
| 先取り貯蓄 | 100,000円 | 支出ではなく「先に確保」 |
※我が家の一例です。手取り・家族構成・地域で最適な配分は変わります。ポイントは2つ。1つ目は貯蓄を「余ったら貯める」ではなく毎月10万円を先取りで確保していること。2つ目は、通信費を格安SIMで圧縮した分を子ども費にまわしていることです。黄金比率はあくまで出発点。我が家のように「削る固定費」と「厚くする項目」を意識して調整するのが、続けられる家計づくりのコツです。
- 手取り別・理想の支出割合の目安
- 物価高でも貯めるための「先取り」の考え方
- 割合どおりにいかないときの考え方
家計の黄金比率(手取りベースの目安)
あくまで一例ですが、手取り収入を次のように配分すると、貯蓄と生活のバランスが取りやすくなります。
支出割合の目安(手取りに対して)
物価高の局面では、つい食費や光熱費に目が行きますが、変動費の節約には限界があります。ポイントは、貯蓄を「余ったら」ではなく先に確保すること。残りで生活する形にすると、値上がりの中でもお金が貯まっていきます。
データで見る「いまの家計」(総務省・家計調査より)
黄金比率はあくまで理想形です。まずは、実際の平均がどうなっているかを見てみましょう。総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年平均」によると、二人以上の世帯の消費支出は1か月あたり約31.4万円(前年比 名目4.6%増)。物価高で、支出額そのものが押し上げられているのが分かります。
家計調査が示す「現状」のポイント(2025年平均)
ここで注目したいのが、食料が全体の約4分の1を占めるという点です。黄金比率の「食費15%前後」は手取りベースの目安ですが、現実は物価高でそれを上回りやすい構造になっています。だからこそ、削りやすい変動費(食費)で消耗するより、次に紹介する固定費から整えるのが近道になります。
見直すなら「固定費」から
支出は、毎月決まって出ていく固定費(住居・通信・保険・サブスク)と、月によって変わる変動費(食費・娯楽)に分けられます。効果が大きく、ストレスも少ないのは固定費の見直しです。一度下げれば、その効果がずっと続きます。この1週間では、明日からこの固定費に切り込んでいきます。
この1週間で手をつける固定費
割合どおりにいかないときは?
住居費が高い、教育費がかさむ時期など、理想どおりにいかないのが家計のリアルです。そんなときは、全体で帳尻が合えばOKと考えましょう。完璧を目指すより、続けられる形が一番です。【住宅ローン世帯】黄金比率はこう変わる
家計調査では、現役の夫婦世帯の持家率は約82.5%。多くの30代家庭が、いずれ住宅ローンと向き合うことになります。ローン世帯がまず押さえたいのは、「住居費」は毎月のローン返済額だけではないという点です。
現状:こうなりがち(住宅ローン世帯)
住宅ローン世帯の「本当の住居費」は、毎月のローン返済+ボーナス返済の月割り+固定資産税の月割り+修繕費(積立)で考えるのが正解です。家計調査でも、持家世帯は設備修繕・維持費が家計を押し上げる要因として表れています。
改善:こう変えるとラクになる
※借入額そのものの目安(年収倍率・返済負担率)は、別記事でくわしく解説しています。
▶ 【借りすぎ注意】住宅ローンはいくらまで借りていい?年収倍率と返済負担率の目安
【賃貸世帯】黄金比率はこう変わる
賃貸世帯は、住居費がまるごと毎月の家賃として表に出るため、割合がつかみやすい一方、更新料や住み替え費用といった「年単位の出費」を見落としがちです。
現状:こうなりがち(賃貸世帯)
賃貸の強みは、固定資産税や大きな修繕費がかからず、住居費が読みやすいこと。この身軽さを「貯蓄しやすさ」に変えるのがポイントです。
改善:こう変えるとラクになる
よくある質問
Q. 物価高で食費が増えています。削るべき?
食費の極端な切り詰めはストレスが大きく、続きません。まずは効果が続く固定費から見直し、食費は「ムダな買い物を減らす」程度にとどめるのがおすすめです。Q. 住宅ローンは手取りの何%までにすべき?
無理なく返すなら、額面ではなく手取りで25%以内が一つの目安です。借入額の決め方は、別記事でくわしく解説しています。 ▶ 【借りすぎ注意】住宅ローンはいくらまで借りていい?年収倍率と返済負担率の目安まとめ
この記事のまとめ
📣 次回予告|Day2 へ続く
その「なんとなく家計」、今夜20時で卒業します。
テーマは「家計簿アプリで“見える化”」。現状を“なんとなく”ではなく“数字”でつかんだ瞬間、ムダはびっくりするほどハッキリ見えてきます。 「何度やっても続かなかった…」そんなあなたへ。3日で挫折しないアプリ選びと続けるコツを、まるごとお届けします。👉 今夜20時、お見逃しなく。



とくさん
1週間、一緒にわが家のお金を整えていきましょう。まずは「割合」という地図を手に入れた、ここがスタートです。
出典・参考
情報の鮮度・ご注意
本記事の割合はあくまで一般的な目安であり、最適な配分は家庭ごとに異なります。2026年7月時点の一般的な情報提供です。家計改善の判断は、ご自身の状況に合わせて自己責任でお願いします。


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